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子宮頸がんにも効くNK細胞治療法の特徴と利点

女医

NK細胞治療法とは

人間の体内にはNK(ナチュラルキラー)細胞というリンパ球の一種があります。NK細胞は抗原抗体反応とは別に、がん細胞やウイルスに感染した細胞を見つけだし、攻撃して破壊する性質を持っています。NK細胞は加齢とともに減少することが知られており、免疫力が低下する一因になっています。そこで登場したのがNK細胞療法で、子宮頸がんをはじめ、従来は難しいとされたがんの治療にも用いられています。具体的には患者の血液を少量採取して、そこからNK細胞だけを分離し、無菌状態で数億個以上に増殖させてから、活性化した状態で再び患者の体内に戻します。これを5~6回ほど繰り返すことにより、がんを徐々に縮小させていく治療法です。

婦人

NK細胞治療法のメリット

NK細胞療法の最大のメリットは、副作用がほとんどなく、体への負担が小さいという点にあります。たとえば体力の消耗が大きすぎて手術ができない場合でも、NK細胞療法なら治療可能です。抗がん剤や放射線治療は正常な細胞まで破壊するため、重い副作用が出ることがあります。NK細胞は異常な細胞だけを選んで攻撃するので、副作用を最小限に抑えられます。もともと患者自身の細胞なので、アレルギー反応を起こす心配もありません。子宮頸がんの治療では、手術で子宮を摘出するため妊娠できなくなったり、摘出しないと再発率が高くなったりします。このような場合でも早期のがんであれば、NK細胞療法を用いることで治療や再発防止の効果が期待できます。